こんにちは。
今回はバス車内広告の中で最も効果の高い広告メニューについて解説します。
今までの広告に携わってきた中で、自分なりの視点と考え方でまとめてみました。
今後バス広告を出稿する方はご参考いただければと思います。
この記事は3分で読めます。
結論:運転手後部のメニュー
結論から言うとバス車内広告のメニューの中で最も効果が高いと思うのは、運転手後部のメニューです。
通常はB3ポスターが多いですが、最近では動画のサイネージ広告もメニューも増えてきました。
なぜこの運転手後部のメニューが最も効果が高いと思うのか、これから少しづつ解説していきます。
バス広告のメニューは?
効果の検証の前にまずは代表的なバス広告のメニューを先に並べていきます。
運転手後部=運転手さんの後ろに設置されている広告。車内の最も目立つ場所に掲出されています。前述のようにポスターだけでなく動画広告も流せるバス会社もある。
まど上ポスター=バス車内の窓の上に掲出できるポスター。長期掲出する商品の告知にに最適。
車内ステッカー広告=バス車内の窓に貼るステッカー広告。つり革に捕まった際に目に入る広告。優先席付近に掲出できるメニューなどもあり、掲出位置が低いので位置によっては、自然と目に入る媒体。
バスアナウンス広告=ポスターではなく停留所の案内の後に流れる広告。目には入らないが、耳で記憶に残せるメニュー。比較的に費用が安いのが魅力。
バス車内広告掲出の目的とそのゴール
そもそもバス車内広告を掲出する前に、なぜ広告を出すのか?そのゴールはどこなのかを考えてみます。
まずスポンサーが広告を掲出する理由は、商品を知って貰い購入していただき、その人(世の中)の役に立つことだと思います。
もしくは、伝えなければいけないメッセージやイベントなどがあればそれを知っていただくことです。
私なりの考えですが、バス車内広告の役割は上記のように「知らせること=認知させること」までです。
知ってからWEBサイトやパンフレットから問い合わせするのはその問い合わせさせる媒体の力であり、バス車内広告はそのWEBサイトやパンフレットまでに誘導するパサー(アシスト)でしかないのです。(残念ながら・・・)
ということでバス車内広告のゴールは認知を獲得することをゴール設定に置くべきなのです。過度に問い合わせを期待することはゴール設定として間違っています。
因みに、バス車内広告のメリットはずばり「不特定多数への接触回数を増やし商品やキャンペーンの認知を獲得できる」ことです。
またバスに掲出されているというのは、目にした人へ安心感(バス会社認定!)も与えられます。
上記のようにバス車内広告は、多くの方にPRするには最適なメディアなのです。
運転手後部がベストな理由
上記のようにバス車内広告の役割は、認知を獲得することにあると定義づけをしました。
それでは認知を獲得する=見られる(必要な時の為に、頭の片隅にインプットさせる)にはどの媒体を選択するべきなのか?それは、現代人の生活スタイルから紐解いていく必要があります。
現代人はとにかくスマートフォンを見て生活しています。
電車や車の中、はたまた歩いているときもスマートフォンの画面を見ています。しかし、バスの中ではどうでしょうか?スマートフォンを見ながら乗車している人が多いと思いますが、電車ほどではないと思います。その理由は、バスは揺れがあるため画面をじっと見続けていると酔ってしまうことがあるためだと考えます。
そんなとき、皆さんはどうしていますか?座っていれば進行方向を見ていることが多いと思います。また立ってつり革や手すりに捕まっている時も、進行方向を見ることのほうが自然だと思います。
残念ながら、窓の上にあるポスターは自然には目に入りません。(首を上げるしかありません)車内のステッカーも目の前にあれば目に入りますが、視界から外れるとほぼスルーです。
アナウンス広告に至っても考え事をしている時に告知されても、頭には残らないでしょう。。
しかし、運転手後部はほぼ車内のどの位置にいても唯一、一度は目に入ってきます。
先程も申し上げたように、バス車内広告を実施する理由は「認知を獲得」することに他なりません。
それを考慮すると運転手後部のメニューを選ばない手はないのです。寧ろそれ1択でも良いと思います。
そんな、運転手後部は基本的にB3ポスターが多いです。おおよそどこのバス会社も6ヶ月以上の掲出にしているところが多いです。長く掲出することで利用者への刷り込みを狙っているのです。
その他、サイネージ(動画)も最近では増えてきました。15秒くらいの動画は乗車中にふと見ると印象に残ります。音がでないことが多いのでテロップなどを入れてPRしていきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
バス車内広告の掲出目的やゴール設定、運転手後部のメニューのメリットなどを解説しました。
運転手後部はどのバス会社でも最も人気のメニューです。もし気になったらそれぞれのバス会社に問い合わせしてみましょう。人気であることから空き枠がないバス会社も多いと思います。
広告は問い合わせ(成果)ばかり追いかけがちですが、それに至るまでには様々な広告がアシストしているのです。バス車内広告はその最たるものです。アシスト(パス)をしている広告メニューには、それなりの役割を与えて評価してあげることが大切なのです。
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