新幹線の高架下から50メートル付近の住心地について

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こんにちは!

今回は新幹線の高架下から50メートル付近の住心地というテーマです。

これから新たな住まいを検討している方で、新幹線の高架下の周辺で気に入った物件や土地があったという方もいると思います。

そんな方の中には、「良い物件だけれど新幹線の高架下の近くってうるさいのかな?揺れはどうかな?」といった不安を持つ方もいらっしゃると思います。

そこで、そんな方の為に実際に新幹線の高架下50メートル付近で生活している私が実態をお伝えします。入居前の確認項目も挙げているので、この記事を新たな住まい探しのヒントとしていただけると幸いです。

結論:慣れれば快適に過ごせる

先に結論を申し上げると、新幹線の高架下50メートル付近でも住んで慣れてしまえばとても快適になるでしょう。

私は、東海道新幹線が日常的に通過する高架下付近に住んでいます。

住む前は最終的慣れなかったらどうしよう?という不安がありましたが、今となっては快適に生活できています。人間は適応能力が大変優れていることを実感しました。

それでは皆さんの関心事の各項目について深堀りをしていきます。

音はうるさいの?

まず一番気になるであろう音については、窓を開けていると多少聞こえてきます。初めは、TVの音は小さくしていると聞こえないこともありました。

しかし、住んで1ヶ月程度で慣れました。今では生活音の一部となり気になりません。

そもそも部屋の中で発生する「水を流す音」や「お皿を洗う音」、「子どもの声」のほうがうるさいので外から入ってくる新幹線の音はあまり気にならなくなりました。

因みに、新幹線の通過音は「ゴオー」という音で、約5秒間聞こえます。電車の通過音とは違う音なので、初めはあまり聞き慣れないと思います。

上りの新幹線が通過すると少し間隔が空いて下りの新幹線が通過(逆も然り)します。これはほぼセットになっている為、約10秒間は音が聞こえます。因みに日中は平均10分に1回新幹線が通過しています

昼間は外を走る車や近くで遊ぶ子どもたちの声などに緩和され、そこまで気になりませんが、夜になると静かな土地ということもあり、新幹線の音ははっきり聞こえてきます。ただ、新幹線は遅くても23:30頃には運転が終わり、朝も6:00からの運転開始なので、睡眠中はそこまで影響はありません。

朝6時台と夜23時台は本数も少ないので気にならないでしょう。

振動は?

続いて振動ですが、私の家は地盤が緩いせいか新幹線が通過する度に多少揺れます。特に、2階の寝室は通過するごとに震度1程度の揺れです。

しかし、これも1ヶ月で慣れました。

初めの2週間は朝揺れで目が覚めてしまいましたが、その後は体が慣れたのか起きることはなくなりました。

ただ、仕事中にモニターを見ていると新幹線の揺れで多少揺れることがあります。対策として地震用の耐震ジェルを置いているものの100%揺れは防げません。しかし、集中して作業をしていれば気にはなりません。JR東海も年に1回~2回、深夜に揺れを緩和する工事を行ってくれます。この工事の度に揺れは収まっている印象です。

この深夜工事がうるさいのがネックです。しかし、揺れが少なくなるにはやむを得ないのでこの日だけは我慢が必要です。

住宅価格は安い傾向にある

この点はあくまで私見ですが高架下付近の家の住宅費は安い傾向にあるといえると思います。

上記のような音や揺れなどのネガティブポイントがどうしてもつきまとうので、土地の価値としては多少劣ると評価されることから住宅費については賃貸や分譲問わず安くなると思います。

夜道は危ない

新幹線の高架下は街灯がない場所があるので夜道は危険です。

また新幹線の通過時はほとんど周囲の音はかき消されてしまいます。従って女性や小さな子どもがそのタイミングで何者かに襲われてしまうと、近隣の住民に声が届かない可能性があります。

高架下を夜歩くときは最善の注意を払いましょう。

住む前に確認しておくこと

これから新幹線の高架下周辺に住む予定のある方へのチェックリストとして以下の項目を挙げてみました。住む前に不動産会社さんやハウスメーカーに確認しておくと安心かと思いますので、参考にしてみてください。

地盤が緩いか?

前述のとおり揺れはある程度覚悟する必要がありますので、その土地の地盤が硬いか緩いかは確認をしておくといいいと思います。(緩いと揺れは増すと思います)不動産会社やハウスメーカーであれば、その土地に詳しいでしょうし、緩い場合は「地盤調査」を行い適正でなければ地盤の改良などの対策を行うと思います。

入居してから「ゆるゆるの土地だった!」なんてことがないように気をつけましょう。

駅に近いかどうか?

住まいの場所から新幹線の駅が近いかどうかもポイントです。

駅から近いと新幹線は停車の為に減速をします。逆に駅から遠い場所ですと新幹線は速度を上げてトップスピードで通過します。

つまり、減速する駅の近くだと音は比較的静かになり、速度を上げる必要のある駅から遠い場所ですと音を響かせて走るため、周辺に住んでいると気になると思います。

因みに東海道新幹線では最高速度が「のぞみ」の時速285キロです。

高架下の目の前は避けよう

高架下の目の前の住宅は、できれば避けたほうがいいと思います。

私が自宅を購入する前に新幹線の高架下の目の前(厳密にいえば4メートル道路を挟んで目の前)の物件も内見しましたが、新幹線が通過する度に家全体が揺れている感覚がありました。特に新幹線と目線の近い2階の部屋の窓は通過する度に軋んでいました。おそらく、窓を開けていると新幹線の通過音で会話も聞き取れないと思います。

できれば高架下の目の前はやめて少し遠い場所を選択されることをオススメします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

新幹線の高架下50メートル付近でも慣れてくれば快適に過ごすことができると思います。

その為には入居前の地盤調査などの事前準備が必要です。住む前に様々な不安を解消して、気持ちよく新生活をスタートしてください。

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